医科研修副部門長
片岡 仁美
卒後臨床研修センターの片岡です。
平成21年7月より卒後臨床研修センター専任、研修副部門長として、現在研修中の研修医の先生に対するより良い研修の提供と、今後の研修の望ましいプログラム作りに力を注いでいます。
医師は一生学び続け、研鑽を積まなければなりませんが、医師になったばかりの時期は、成長曲線のカーブが大きく上昇する時期です。そのため、初期研修は非常に重要であることは異論のないところです。同時に、初期研修はそれだけで独立した時期ではなく、学部教育から生涯教育へと移行する連続した医師としての成長の一期間としても重要です。
岡山大学病院では、初期研修として必要な経験:プライマリケアを行うことのできる能力:を積み、さらにスムーズに専門研修に移行できる研修を提供します。また、研修医・学生の皆さんの意見を取り入れ、柔軟に対応していきたいと考えています。
岡山大学医学部は来年140周年を迎えます。多数の優れた臨床医・研究者を輩出した岡山大学医学部の伝統、良き医師を育てる経験と知識の蓄積はかけがえのないものであり、若い先生にとっても大きな力になってくれるものです。また、岡山大学病院は従来より地域の病院と強固なネットワークを構築し、地域の中で医師を育ててきました。医療はscienceであると同時にartであり、さらに文化、地域に根差すものでもあります。H22年度より、岡山大学病院の伝統とネットワークを十二分に活用した「地域で医師を育てる」プログラムをさらに強化した新プログラムがスタートします。是非岡山大学病院で医師としてのスタートをきってみませんか?
私が岡山大学で医師として育つなかで、「患者さんのために献身すること。生涯学び続けること。後輩を育てること」という医師としてのスタイルを自然に身につけてきましたが、まさにこれは「岡大スタイルである」ことが今になってわかってきました。このような、「自然に身に付く医師としての姿勢」ということがいかに重要かは研修の渦中にいるときにはなかなか見えてきませんが、医師としてのプロフェッショナリズムのあり方を先輩医師の生き方から学び、身に付けることは大きな財産です。私は、目に見える到達点以上に、このような目に見えない部分での学びは大きな意味をもつことを実感しています。そして、これこそが医師臨床研修の目的である「医師としての人格の涵養」だと思っています。
ぜひ一緒に頑張っていきましょう。
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