小出典男教授
総合診療内科では“研修医の自主自立”を原則とした研修を行っています。毎朝のカンファレンスや週2回の回診といった教育の場で一緒に治療方針の決定を行いますが、できるだけ研修医の治療方針を尊重した診療を心がけています。
病棟医として患者を診察し、病態を正確に把握する。患者の状態を正確に上級医に伝え、鑑別診断を挙げ検査方法を決定し、可能なものは自分で実施する。診断確定後の治療方針を自分自身で決定し、上級医の指導の基で実施する。余裕があるときは上級医と共に外来初診患者の診療を行う。
| 1年目 | 2年目 | |||
|---|---|---|---|---|
| 内科(6ヶ月) 総合診療内科(2ヶ月)、 消化器内科(2ヶ月)、 代謝内科(2ヶ月) |
救急(3ヶ月) (大学病院 または 市民病院) |
外科(1ヶ月) 小児科(1ヶ月) 産科(1ヶ月) |
地域医療 (診療所:1ヶ月) |
関連病院研修 または大学病院研修 (11ヶ月) |
| 大学病院/協力型研修病院 | 大学病院 or 協力型研修病院 | |||
3年目以降は本人の意向にそった研修コース(総合内科専門医、家庭医療専門医、臨床検査専門医、感染症専門医、心療内科専門医、内科各サブスペシャリティ専門医コースなど)のプログラムを準備しております。
岡山済生会病院、岡山赤十字病院、岡山労災病院、岡山市民病院、津山中央病院、など県内外36病院のほか診療所研修も可能です。
| 8:30 | 入院患者プレゼンテーション |
|---|---|
| 9:00 | 入院患者処置・検査 |
| 12:00 | PBL勉強会 |
| 13:00 | 症例検討会 |
| 15:00 | カルテ記載 |
| 17:00 | レクチャー など |
| 研修当直日以外は以後Duty free | |
まず始めに、総合診療内科で研修を修了し率直な意見を述べさせていただきます。
私は、平成22年4月より岡山大学病院卒後臨床研修医としてスタートし、産婦人科特別プログラムを専攻しています。新生児から老年女性まで全女性に対する最良の医療を習得するため日々奮闘中です。
総合診療内科では、内科必修、救急必修の総まとめとして選択しました。現在各地で総合診療内科の重要性が認識されていますが、私も医療に携わるうえで必要な科と考える一人です。必修選択内科では、当院腎・免疫・内分泌代謝内科(旧第三内科)、循環器内科を選択し、Common Diseaseに多く触れ、救急必修では津山中央病院で研修させていただき、当院では経験する機会が少ない一次から三次救急まで非常に多くの症例を経験することが出来ました。
現在研修中の産婦人科(県外の市中病院)も含めると三つの病院で研修しましたが、比較的大学病院での研修は、病棟診療が主である中、総合診療内科は病棟診療だけでなく、外来診療も担当させていただき、指導医のもと初期診断、治療を自分自身で行えたことが私の中での大きな収穫でした。上級医が行っている診療を見よう見まねで行うことも始めのうちは非常に大切なことですが、そればかりでは考える能力が育ちません。大学病院など非常に多くのスタッフがいる病院での欠点はそこであると私は考えます。その点当院総合診療内科では、科の性質上病棟患者は非常に少なく(診断がつき次第適切な科へ振り分けるため)悩ましい症例に対しても多く時間を費やし、スタッフ一同でディスカッションしながら鑑別を挙げ治療を決定する方針をとっており、卒後研修医としての疾患に対する考え方を身に着けるには非常に適した科であると思います。また、あまり他病院でも経験することが出来ない外来診療を行うことで、同じ疾患であっても今までと違った方向から疾患をとらえることが出来るようになりました。
卒後研修を行う際大切なことは、Common Diseaseを多く経験しStandardな治療を行うことができることは絶対条件であるが、さまざまな角度から疾患をとらえることが重要であると考えています。また卒後研修の限られた二年間の中で、良き指導医との出会いも大切であると思います。当院総合診療内科では他科出身の先生がほとんどであり、広い範囲の内科一般を最新の見解を踏まえさまざまな角度から疾患に向き合うことが出来る唯一の科であると私は思います。患者に最良の医療を提供するためには努力を惜しまない先生方がみなさんを待っています。
もし卒後研修医で二年目の選択に悩んでいる先生や今後研修先を考えている学生がこの文章を読んでいただき少しでも興味が沸くようであれば一度岡山大学総合診療内科にご連絡の程お願いします。(3)で述べた通り、非常に暖かい雰囲気で迎えてくれるはずです。
場違いで申し訳ありませんが、夢と希望に溢れる産婦人科医療に少しでも興味ある方は岡山大学病院産婦人科までお願いします。
大学病院での初期臨床研修を望んでいなかった自分にとって、大学病院での研修は学生実習の延長くらいにしか考えておらず、何の魅力も感じていなかった。しかし、実際に研修してみると印象は大きく変わった。 大学病院というと、特殊な疾患が多いというイメージは強いが、確かに他の市中病院のような一般的な疾患の患者さんは少ないかもしれない。しかし、一般病院から紹介されてきた患者さんは指導医の先生方でもはじめは診断がつかないことも多い。それゆえ研修医の自分たちもその診断を進めて過程の中に一緒に参加することができ、その中で臨床を進めていく上での考え方やプロセスも自然と学んでいくことができる。そして、一般的な疾患も複雑な患者さんの合併症等を通しても数多く経験することは可能だと思う。
また大学病院での研修でのメリットとして、多くの先生方に顔を知っていただき、人脈を広げることができるということもあると思う。これだけ多くの先生方と繋がりを持てることも大学病院の特徴であり、この事が今後プラスになることはあってもマイナスになることはあり得ない。
他大学出身の自分にとって、日本でも有数の規模を誇り伝統ある岡山大学という組織に飛び込むことは、正直言って不安でいっぱいだった。しかし、アウェイの環境の中での厳しい研修になるのでは・・・という不安はすぐになくなった。実際病棟に出ると、指導医の先生方も他大学出身者が多く、出身大学など全く関係なく、多忙な中でも皆さん本当に丁寧に指導して下さる。病棟以外でも何度も食事や飲み会にも誘って頂いたりと、研修前の不安が思い過ごしだったことはすぐに分かった。元々、大学という教育機関であること、またスタッフが多いこともあり、教育を受ける環境としても非常に恵まれた環境であると感じる。そして自分たちが意欲的に取り組めば先生方はいくらでも応援してくださり、想像以上に暖かく指導していただいており本当に感謝している。
最初にも言った通り、自分は岡大病院での研修は望んでいなかったが、結果的に岡大病院で研修できて今は本当に良かったと思っている。ぐだぐだ書きましたが、結局何が言いたいかというと、ホームページを見てくれているという少しでも岡山大学病院に興味を持ってくれているという人なら、実際に岡大病院で研修してみれば、たいていの病院には負けない、想像以上に充実した研修ができると思いますよ。
最後になりましたが、諸先生方、今後の研修、そしてその後も末永く御指導、御鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。


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